自主制作映画

友達が監督をした映画の上映会に行く。『NON-NONSENSE』と題して3本立ての映画。内2編は、宮本輝の『五千回の生死』をモチーフにしている。登場人物二人のの視点を別々に描いている。

その内の一遍『かえり道』に、別の友達がピアノで参加している。要所要所で上手い使われ方をしていた事と、演奏に人柄が表れているという事で、その曲にエラく感動した。楽器は演奏者をうつす鏡、とはよく言うものだけど。

映画そのものについて。見やすさ、というのは必要なのかもしれない。あるカットでは「ドラマでよく見る」演出がされているのに、あるカットでは監督独自(?)の撮り方がされていたりする。映画全体として統一感がないとオーディエンスとしては見にくい気がする。。。スタッフ総出演だったのが自主映画っぽくて素敵だった。友達の演技が意外と上手い。

『NON-NONSENSE』としての上映は初めてで、これからも活動は続くらしい。今回はきっとスタッフも協力者も全て手探りの状態だったと思う。でも、ちゃんと映画も場所もフライヤーも用意して、客も入って、という所まで来れたのはすごい。