ジャガイモのお話し、の続き
"En 1776, Parmentier decide d'inviter chez lui les plus grands esprits de son temps, pour un banquet ou on ne mangera que des pommes de terre, sous toutes les formes et a toute les sauces."
「1776年、Parmentierは、その時代の偉大な知識人を招いてある宴を催す事を決めた。その宴は、あらゆる形式、あらゆるソースによって、『ジャガイモのみを食す』というものであった。」
"Franklin et Lavoisier, deux savants reputes, sont du nombre. Convaincus a l'issue ce festin, il seront desormais des allies de poids…"
「FranklinとLavoisierという有名な二人の学者も、この中に居た。食事の後、確信を持ったこの二人は、こののち、Parmentierの重要な支援者となる。」
―こうして、一部の学者の支持を得たParmentierは、ついにみずからジャガイモの栽培に乗り出すことになる。彼は、厳重な警備の中これを行い、周囲の期待とは裏腹に、大成功をおさめた。そして―
"La victoire de Parmentier est complete quand, se rendant a la cour avec quelque fleurs de pomme de terre des <
「Parmentirの勝利は、彼が王に謁見したとき、完全なものとなった。彼は、自分の成功を証明すべく、<Sablons※>で育てた、いくつかのジャガイモの花を手にして、宮廷へと赴いた。ルイ16世は、彼の前で、ボタンホールにその花を挿した。まもなく、全ての貴族がこれを真似るようになった。」
※Sablons…Parmentierがジャガイモを育てた場所で、その名が示すとおり、細かい砂から成る不毛の地であった。
こんな熱い話しがジャガイモに隠されているとは、露知らずでした。ジャガイモを深く知ってこそ、アルザスを深く愛せる、Chez Yvonneにもう一度挑戦する気概も生まれて来ようというものです。
akf氏楽しんで頂けた?「衒いのなさ」こそアルザス料理の魅力だと話していたけれど、この話しを聞くと、あの素朴さの裏に隠された数々の苦難が思われて、感慨が一層深くなるでしょ?グルモンのインスタント・シュークルートに満足せずに、またYvonne行こう。