ジャガイモのお話し、の続き

akiko642004-12-05


"En 1776, Parmentier decide d'inviter chez lui les plus grands esprits de son temps, pour un banquet ou on ne mangera que des pommes de terre, sous toutes les formes et a toute les sauces."

「1776年、Parmentierは、その時代の偉大な知識人を招いてある宴を催す事を決めた。その宴は、あらゆる形式、あらゆるソースによって、『ジャガイモのみを食す』というものであった。」

"Franklin et Lavoisier, deux savants reputes, sont du nombre. Convaincus a l'issue ce festin, il seront desormais des allies de poids…"

「FranklinとLavoisierという有名な二人の学者も、この中に居た。食事の後、確信を持ったこの二人は、こののち、Parmentierの重要な支援者となる。」

―こうして、一部の学者の支持を得たParmentierは、ついにみずからジャガイモの栽培に乗り出すことになる。彼は、厳重な警備の中これを行い、周囲の期待とは裏腹に、大成功をおさめた。そして―

"La victoire de Parmentier est complete quand, se rendant a la cour avec quelque fleurs de pomme de terre des <> pour prouver son succes, il voit le roi Louis XVI les mettre a sa boutonniere...et tous les nobles bientot de l'imiter"
「Parmentirの勝利は、彼が王に謁見したとき、完全なものとなった。彼は、自分の成功を証明すべく、<Sablons※>で育てた、いくつかのジャガイモの花を手にして、宮廷へと赴いた。ルイ16世は、彼の前で、ボタンホールにその花を挿した。まもなく、全ての貴族がこれを真似るようになった。」

※Sablons…Parmentierがジャガイモを育てた場所で、その名が示すとおり、細かい砂から成る不毛の地であった。


こんな熱い話しがジャガイモに隠されているとは、露知らずでした。ジャガイモを深く知ってこそ、アルザスを深く愛せる、Chez Yvonneにもう一度挑戦する気概も生まれて来ようというものです。
akf氏楽しんで頂けた?「衒いのなさ」こそアルザス料理の魅力だと話していたけれど、この話しを聞くと、あの素朴さの裏に隠された数々の苦難が思われて、感慨が一層深くなるでしょ?グルモンのインスタント・シュークルートに満足せずに、またYvonne行こう。