@ Marc Bloch

二学期から受ける授業のシラバスをみて、思ったのですが、Marc Blochでの社会学ってかなり民俗学に力を入れているんですね。やはりエミール・デュルケームの国だからかな。

都市社会学や人口統計学の授業も各学年必ず一つはあります。フランスだから、社会学でももっと哲学的なアプローチをするのかと楽しみにしていたのですが、思いのほかプラティック。一年生から、ばんばん統計などの量的調査法の実践(つまり実習)をやっているようです。一応、2年を通して一つ二つ質的調査法の授業もあるけど、本格的にインタビュー分析等を学ぶのはLicenceに入ってからみたいです。学年が進めば進むほど、抽象的なものを扱う傾向にあるのかな?とにかく1年、2年は数字を扱う授業が多いです。

私は一回しか実地の調査はしていないけど、あれは精神的にかなりしんどい。社会学にいるなら、年に2本ぐらいの調査(テーマが続いてる場合はまた違いますが。)はするのが普通なのでしょうが。日本にいるときでさえ辛かったのに、ましてや異国の地でフィールドに飛び込んでいく気概もなく、実習の授業は取らないつもり。

日本の大学にいた頃は、四の五の言わずにまずインタビューみたいな(かなり誤解があるかしら?)感じだったので、とにかく意外でした。フィールド調査が好きな大学だからかしら。統計学に至っては、他学部もしくは他大学から来る講師の先生に頼っている始末でしたので。

ああでも日本を発って早5ヶ月、社会学のことなど既に遠い記憶の彼方ですよぅ…