学部授業の登録

ここでは私たちも外国人なので、何をするにもとりあえず許可、あるいは証明書の類が必要になる。その度に関係の事務所にいきます。たとえば、滞在許可証だったらAGORA、保険だったらMGEL、というように。
そして今回は学部授業の登録のためにMarc Blochに隣接するPatioのBureauに行きました。今更もう驚く事はなくなったが、こっちの事務作業はかぎりなくアナログ。最高にハイテクで「電話」である。各学部で受講が可能かどうか確かめるのに、まず電話。担当者がいなくて、しばし待った後また電話。話がついた後で、「じゃあなたPalais Universitaireまで行って登録してきなさい。」と…あれ?登録ってここで出来るんじゃないんですか?どうやらPatioは学生証発行のみ。学生証発行のあとは、それぞれの学部に行って授業の登録が必要らしい。
パレユニ行きを命じられた友人(美学専修)は、昨日まで美学部のSecretariatに「留学生なんてもう受け入れられないわよ」と言われていたらしい。哲学科に回されそうなところだったが、なんとか美学科の生徒になれた模様。しかし、P8も3年目で今までにも美学をやっていた人はいたのに、なぜ今年も初歩的なところでつまずくかね?いつまでたっても事務手続きはスムーズに行きません。

さて、私の方は問題なく、学生証が交付され、さて、社会学の授業の登録に向かいました。
ところで、留学関係以外のBureauはフランス語をしゃべれない外国人に対して、かなり冷たいです。特に我がP8は、ErasmusやRenault等のプログラムに比べて知名度が著しく低く、P8の名前をかざしても、はっきりいって一般学部では何の効力も発揮しない。事実、先月私がGuide Pedagogiqueを貰いに社会学Secretariatに行ったときも、「(P8だか何だかしらないけど)Marc Blochの生徒じゃないんならあげられないわ」と言われた事があった。
しかし今回はUMBの学生証を持っていたことで、おばちゃんも随分親切に感じられた。が、あいかわらず手続きはアナログ。各人が取りたい授業を紙に書き込むだけ!!(私の場合は窓口でそのまま出来ました)「テスト受けるの受けないの?」と簡単な質問をしたのち、授業名の横に「examen」と走り書きして終了。パソコン処理するとも考えられないし、あんなんで大丈夫なのだろうか。
スムーズにいったらスムーズにいったで、とっても心配になるのは、こっちのスピードに慣れてきた証拠でしょうか。