akiko642005-04-25


今日は授業が休講になって暇なので、書き途中の旅行記の続きを書きます。

  • 第4日目

この日はまずセビリア観光。ちょうど春祭りが開催されていたため、中心からは少し離れた春祭り会場まで足を運ぶ。この日はめちゃめちゃ暑かった。乾燥して埃っぽいのに加えて日差しがとてもきつかった。スペインの気候というのはそもそもこういう感じなんだろうな、と実感した。しかし、こんな暑さにもめげず、春祭りにくる女性たちが老いも若きもフラメンコの衣装を着ている。会場いっぱいに設営されたテントの中では、ステージを取り囲むようにしてテーブルが置かれている。テーブルでは皆ビール片手に楽しげな食事をしていて、真ん中のステージでは若い女の子たちが踊っていたりする。とにかくすごい熱気で、私はふらふらしていたが、スペイン人の方はものすごい元気で、ギターに合わせて踊り続けていた。どんなに小さな女の子でもちゃんとフラメンコを踊れちゃうのがすごい。
スペインのエネルギーを見せ付けられた春祭りでした。
そうして、夜にはグラナダに向かう電車に乗った。もうへとへとで、二人とも爆睡だった。
グラナダについて、迷いながらもホテルを発見。これまたむっちゃ安かったから心配だったけど、全くつっこみどころのない普通のホテルだった。夜9時近くだったが何も食べていなかった私たちはのそのそとレストランを探しに出かけた。
夜暗かったせいで、この日はグラナダのサントルを見つけられず、遠くまで歩く気力もなかったので、近くのレストランに入った。おしゃれカフェ系で、内装も可愛いお店だった。給仕してくれたお兄さん(その名もカルロス)が、すごい優しい人で(何でも彼女が日本人らしい)、お勧めの料理やら何やらを教えてくれて、その上、食後酒までサービスしてくれた。マンゴーとモッツァレラチーズのサラダは、感動するほど美味しかった!
疲れてる上に、もともと酒に弱い私と友人は、レモンリキュールを2杯飲んで、もうフラフラになっていた。私もよりも友達の方が、気持ち悪がっていて、私はというと、楽しい気分のまま眠りに着くことが出来たのでした。夜はもちろんカルロス話でもちきりだったわけです。

  • 第5日目

この旅の一番の目玉、アルハンブラ宮殿

朝からアルハンブラの坂を登ってやってきたが、アルハンブラ宮殿は入場制限をしているため、すぐには入れない。1時間近く寒い中(この日は小雨の降る寒い日だった)待たされ、その間、おじさんに「一緒に廻らないか」とナンパ(?)され、やっと入る事が出来たのは、11時半。
中はものすごく広い。スペインの南の雰囲気をぎゅっと凝縮したような場所だった。歴史好きならば、私以上に感動しただろうが、私はひたすら装飾や彫刻の技術に目を奪われていたのでした。どこの庭からも噴水があがり、花が咲き、壁の彩色が残っているところもあり、やはり色彩感覚を刺激される場所だった。
途中からしっかり晴れてきて、アルハンブラ宮殿を後にした私たちはいきなり暇になってしまった。…というわけでショッピング。
もともとフランスにはスペインブランドの店が多い。ZARA、MANGOは私にとってはもうお馴染みの店だが、それもスペインのメーカー(日本にもあるよね)。本場で買ったら安いやろーということで、私たちは各都市の店を廻っていたのでした。グラナダは南の三都市の中では一番大きく、ZARA、MANGOはもちろん、スペインに来てから目をつけたBlancoやSferaなどの店も勢ぞろい。夕方はショッピングに費やし、鞄の隙間もないのに、しっかり洋服を買って来た。
この日、たしか夕飯はピッツェリアに行った。(てか、夕飯前に昼寝をする余裕すらあったね。)私は珍しく食欲のなかったのだが、それでもピザ一人一枚食べれてしまうあたりは、さすがフランスで鍛えた胃袋、と褒めてやりたくなる。(←ただ今ダイエットに励んでおります。)

そうしてグラナダの夜は更けてゆく…