シャンベリーの1ヶ月

ほぼネットなし生活だったので、ブログもなおざりだった。というわけで、シャンベリー総括。

シャンベリーはストラスと違ってとても小さな町だった。美術館、博物館は一通りあるが、見るのに30分とかからないような小さなものばかり。その代わりシャンベリーには自然がある。街のどこからでもアルプの山が見える。街も公園や通りにきちんと花が植えてあって、散歩するには最高だった。

ストラスとの比較でやはり考えてしまうが、シャンベリーで出会った人々は私とは全然違う人生を歩んできている人が多かった。大学付属の語学学校ではなく、授業料も安いので(これは重要)、世界中から色々な年齢の人が集まってくる。

語学学校は中心から少し離れたところにある、公園の中の城にある。文字通り「城」である。トイレ掃除や送り迎えをしてくれる事務のおじさん(通称「プチ・ムッシュー」実際そう呼ぶと怒られるらしい)が、その城の持ち主と聞いた時は驚いた。しかし、このおじさんの本名は貴族らしいそれだった。

シャンベリーでの生活は楽しかった。ストラスは留学だったが、シャンベリーは半分観光気分だった。気負いも気合もなく、ただ楽しめた。人も優しく、私にとっては興味深い人ばかりで、1ヶ月の短さがもどかしかった。ストラスでも思ったが、人生の歩み方は本当に様々だと思った。

最後の1週間は飲み倒しで。

出発の日は5時半起きで、7時の電車。前日12時くらいまで飲んでいたのに、わざわざ見送りに来てくれた御3人様、朝早くから本当にありがとう。シャンベリーはお変わりないですか?(変わるはずもないのだけど)今となっては何もないシャンベリーも懐かしく、愛らしく思えます。日本にはモノがありすぎます。

留学は人との出会いが全てだったように思う。留学を決めるのも、留学中に何かを始めるにも、私に方向を与えてくれる友達がいつもいたからだと思う。次いつ会えるか分からない友達も、日本に暮らす友達も。そういう出会いを沢山重ねて、留学は続いていた。

自分は成長できてるのかといつも心配だったけど、帰ってからもやはりそう思う。日本の友人に出会ったとき、ようやく見えてくるのかもしれないです。

さてさて、今日は髪を切りに行ってきます。