ダンケシェーンッ

ドイツはケルンに1泊旅行をしてきた。当初はドイツの他の都市も回る予定だったが、テスト終了後ずっと遊びどおしだったので、さすがに疲れてしまい、私だけ先に帰国。

ケルンはストラスから近い事もあって有り難みが薄く、最初っからなめてかかっていたが、さすがドイツ!ケルンは全然都会な街だった。

ケルンの街自体はそれほど大きくはないが、大聖堂はじめ、近代美術館、チョコレート美術館etc。観光するには十分な施設がそろっている。予想以上だったのが、近代美術館。さまざなジャンルの作品が、有名どころ(私にも分かるという意味で)を押さえつつ展示してある。広さにしてストラスの美術館の2倍以上はあろうかという巨大な美術館。噂の草間弥生の作品もあった。

変わった展示といえば、チョコレート美術館と共同で、Kunst in Schokolade(Chocolate Art)という企画がなされていた。チョコレートを素材にした作品を集めた展示だった。素材がチョコレートなのだと考えるだけで、食欲ともなんともいえない妙な気持ちになるのは、なぜだろう。やっぱり、チョコレートの魔力だろうか。「茶色のビロード」「茶色の紙粘土」が素材だといわれたら、作品に対する感想も大分変わるような気がする。

チョコレート美術館にも同じ展示がされていた。この美術館はチョコレートの製作過程がガラス越しに見えるようになっている。こういうものを見ると童心に帰って興奮してしまう。食品をつくりだす工場なら、ずっと働いてても飽きないと思う。パン工場も大好き。

美術館内の川側に突き出した部分にチョコレートの噴水があって、そこから湧き出すチョコレートの中にウェハースを浸したものを、試食で配っていた。かなり楽しかった。