夏の思い出作り。

「日常からの跳躍」というコンセプトからすれば間違っていなかったのかもしれない…。みなとみらい線元町・中華街駅に設けられた巨大なブルーのレゴブロック−かと思いきやトリエンナーレ特設チケット販売ブース。派手なブースの中に恥ずかしそうにお姉さんが一人座っていた。会場が混んでいてはいけないし、チケットを買っていくことにしたが、レゴブロックから無数に突き出た穴のどこから手を突っ込んでいいのか分からない。「じゃ、2000円からで…」とお姉さんの頭の方から、半ばお札を投げ入れるようにしてチケットを手に入れた。

横浜にずっと暮らしていたくせに山下公園の位置がわからず、お姉さんに説明してもらった(このときもブースの中の地図を外からのぞき見るのは至難の技だった)。「まっすぐ行って、公園に入ったらすぐ分かりますので」というお姉さんの言葉を信じて山下公園に入ったが入り口が分からない( ̄□ ̄;)!!地図で確認したが、何度見てもここに違いないというところは、公衆トイレの真横。ブルーのコンテナーが二つ。恐る恐るコンテナーの間をくぐると、埠頭に続く道が開けていた。やっぱりここが入り口だったか…

横浜はどこもかしこも施設は大きいが、人は少ない。トリエンナーレも混んでいなくて、回りやすかった。しかし、若干危惧してはいたものの、一人で行くものではないな…体験型のものが多かっただけに、残念。12月までやってるそうだし、また来よう。その頃までには、開演3日目で硬さの残っていたスタッフ達もなれていることだろうよ。

寒い海風の吹きすさぶ中、日没のサーカスまでしっかり見た。

現代芸術の祭典だったが、最後の最後は結局、みなとみらいの夜景にべたに感動して帰ることになった。やっぱ一人で来るとこじゃないな…