désinsectisation

南京虫(punaises)が発生してからどれくらい経つだろうか。害虫駆除が3回にわたって行われることになり、この金曜日に2回目の害虫駆除が行われた。

1回目の害虫駆除では、部屋を出るようにいわれ、実は友達の家に1週間寝泊まりをさせてもらっていた。家にあるものは備え付けの家具以外すべて、寮の物置部屋のようなところに避難させ、洗えるものはシーツでも鞄でもスーツでも何でも全部「90度以上で」洗濯するように言われた。同じ目にあったブラジル人に言わせると"C'est chien!!"。Je suis d'accord avec lui.

最悪な状況でも楽しく過ごせたのは、優しく迎え入れてくれた3階のおねえさまのお蔭かと思います。

そして、2回目。2階目の害虫駆除では、寮長から「何も動かさなくていいよ〜」と言われていた。が、害虫駆除の朝になって、寮長がいきなり朝やってきて「armoireにあるものは全部出して。ベッドの上もマットレス以外全部どかして。technicienは1時間半後に来るから」とな。

「はっ?今から?どこに????」怒るを通りこしてあきれてしまった。

ここで言い合いをしても仕方がないので(というか寮長は私の部屋に来るまでに他の学生とやはりモメたらしく、相当疲弊しているように見えた)、「分かったよ」といって、全てスーツケースにつめることにした。スーツケースに入らないコート類は、玄関横に掛けておく。

(1時間半後と言ったのに)小1時間でtechnicien登場。殺虫剤のタンクと噴射機を片手に、挨拶もそこそこにあたりかまわず吹き付け始める。思っていた以上の吹き付けっぷり。というか、もはや床が殺虫剤でヒタヒタ状態。

ま、でも実は1回目の殺虫以降もpunaisesに刺されてたので、多少intensiveな方が良いのだった。ベッドに取りかかった彼に「そうだそうだ!もっとヤレ!」と心の中で応援していたくらい。ベッドの木枠も殺虫剤でヒタヒタ状態。そしてベッド終了。これでpunaisesも死滅してくれることだろう。安心安心。

...と彼、おもむろに横に置いてあったマットレスを手にとり、そのままベッドに向けてドーーーン。おー、直置き。全く迷いなく。殺虫剤ヒタヒタのベッドにマットレス直置き。あーーーーーーー。

そんな傍若無人?な振る舞いにアタフタしているうちに、彼は、私が「安全地帯」と思っていた玄関付近に。そこには避難させたコート類が...気づいて来たときにはもう遅く。彼は、コートがあるとかおかまいなく、殺虫剤吹き付けまくり。あーーーーーーー。よう兄ちゃん、そこのコート目に入らないかい!?

コートをすぐさま取り上げたものの、なんかしっとりしてる。30分程度嵐のように殺虫剤を吹き付けまくった兄ちゃん。最後の台詞「できれば早く外に出た方がいいよ」。

ほんとこの国の人たちって。。。(あ、でもそういう所も含めてフランスなんだなー)

南京虫が発生した方は、自分で解決しようと思わずに、寮や行政に部屋の殺虫を頼んだ方が良いです。(一番最初にpunaises被害にあったブラジル人の友人は、被害後すぐに部屋を変えてもらったものの、殺虫を行わなかったために、最近ふたたび刺されはじめたとのこと)。洗えるものは全て洗って、乾燥機で乾かすというのを、しばらく続けた方が良さそう。